今更ながら階層記憶域の導入の是非を検討する
普通に考えれば、ハードウェアRAIDでパリティを組んだ方が圧倒的に良コスパである。
RAIDカードやエンクロージャーで組むハードウェアRAIDは単体でRAIDを組めるので便利である。というのもマザーボードでもRAIDモードがあるものの、マザーボードに刺したディスク全部がRAIDの対象になってしまうため、シングルで使いたいディスクを混在できないためだ。
今まで記事で書いてきた”階層記憶域”とか”ミラー高速パリティ”とかはソフトウェアRAIDというものであり、これはWindows上でしか機能しない。これのメリットはマザボやRAIDカードをシングルの状態(RAIDなし)の状態で接続しても、「記憶域の管理」で自由に導入するディスクを決められることである。
しかしながら考えたいのは、果たして記憶域は普段使いしやすいのかということだ。
続きを読むwin10での「ミラー高速パリティ記憶域」細かい話
win10で階層記憶域「ミラー高速パリティ」を意地で再構成する
かつて
を書いた。
そしてうっかりディスクの修復をやってファイルインデックスを全部飛ばし、復元ソフトでデータを取り戻すものの[数字だけのファイル名で中身の判別つかなくなったデータ]と[ファイル名・ファイルサイズは合ってるがバイナリが0にされた破損データ]だけが残されるという我ながら悲惨な目に遭った。
そもそもWindowsServerで普段使いする機能をWin10でも力ずくで機能させるものなので、見た通りに作りにくいというデメリットを理解しておく必要がある。またMicrosoft Buildでも「パリティは複雑なのでバッファを10~20%つくって」「パフォーマンスのためにはSSD:HDD=20:80の構成比にして」と書いてあり、ハードウェアRAIDの方が楽なのではないかとも思える。
復元はもはや諦め収集物は買い直して対応するザマだったが、腫物になったHDD3台とSSD2台は、売ろうと思ったがそこもまだ踏ん切りがつかなかった。
※ちなみにドスパラの買取だと500GBのSSDが2500円/台、8TBのHDDが7000円/台なので、全部売るなら2500*2+7000*3=26000円だが、今8TBのHDDは新品で14000円~15000円が最安なので、売りたい人にはお勧めしづらい。
なので新たにHDDを1台買い足して記憶域を再構築することにした。
結論から言うと、前回書いた記事通りに作業したらエラーで全く進まなくなってしまった。なので別の記述方法で対応することにした。
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