SATAケーブルはケチらず買い替えるべき
表題のとおりである。
というのも、買って半年もたたないHDDやSSDがことごとく調子が悪くなる事例があり、原因は記憶域プールの無茶な使い方だと思っていた。
ところが不具合の出たSSDを別のポートに差し替えをすると、永遠に終わらないフォーマットやIOデバイスエラーなどの不具合が全く嘘のように出なくなる。それまで「ディスクにアクセスできません」とかいう剣呑なメッセージが出てきたのに。
この時点で原因はディスクではなくSATAポートにあることがわかる。
SATAポートが逝かれたならもう使わずに対応するしかなくなるが、曲げたりよじれたり手酷い扱いを受けているSATAケーブルを交換してみた。
そうするとリセットだのフォーマットやらでPC再起動しまくりだったのが全くエラーが出なくなった。ケーブルにはロゴとかメーカー名が刻印されたりしているが、その時使っていたのは中国語のローマ字表記だった。なのでメーカー名がわからなかった。
他の同ケーブルを使ったポートではエラーが出ていないので、これだから中国産は…というわけでは無さそうだが、ディスクの不具合が出て調子が悪い部位の特定をしようと思ったとき、数年も使ってきたSATAケーブルがあるのなら経年劣化ということも考える必要がある。
幸いにも1本600~700円が当たり前、しかも色は赤だけ、という言葉を失うような品ぞろえの悪さは改善してきた。というよりCableMattersやSabrentなどの海外メーカーのSATAケーブルがどんどん販売されてきており、それらは3本1000円などの値段で売られている。今まで散々ぼられてきたのかと思うが、そこまでケーブルを使う人もいなかったのだろう。
温度に気を使い、無茶な使い方をしていないのにディスクにエラーが出るときは、SATAケーブルを交換してみるのをお勧めする。