人生エクソダスしてなにものからも自由になりたかった

遁世したい。でもできない中年男の独白。

階層記憶域「ミラー高速パリティ」に新しいディスクを突っ込んだら遅くなった

ここ数日、

とか、

とかを書いている。そしてまた小ネタである。

 今回は、表題の通り記憶域にもう1台SSDを突っ込んだら、シーケンシャルライトが100MB/sとかIDEみたいなクソ数値になってしまった顛末を話す。

 正直なところ階層記憶域にメリットがあるのか分からなくなってきているが、まだ512GBのSSD突っ込むくらいなら5000円で済むしやってみようと思ったらこの始末だった。

 ちなみに現状の記憶域に新しいディスクを追加するときの方法は、

docs.microsoft.com

 にて書いてある。

 しかし実際ここに書いてある通りの

 Get-StorageTier <FriendlyName> | Resize-StorageTier -Size <Size>

 の記述方法でSSDティアを拡張しようとしたら成功しなかった。

 [ドライブ使用率の最適化]をしなかったからである。

 そして結局ディスクの追加はしたもののSSDティアの拡大に失敗し、修正する方法もわからなかったのでとりあえず放っといてベンチを取ったら無残な数値になってしまったのだ。

 

 記憶域(「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「記憶域の管理」)にて[ドライブの追加]をした時点で新しいSSDの使用率は0.13%だった。この時点でpowershell上で

 Get-StoragePool 記憶域 | Get-PhysicalDisk | Format-Table FriendlyName,SerialNumber,MediaType,Size

 を行うとちゃんと新しく取り込んだSSDも載っていて、明記されていないが優秀なことにSSDティアに突っ込まれている。ところがいざサイズを拡大しようとすると容量が十分ではありませんと怒られて失敗してしまう。

 推測だが、他のSSDが使用率85%なのに更に200GB増やす操作をしようとしたため不十分扱いされたのではないかと思う。

 

 [ドライブ使用率の最適化]の方法は2つあり、1つは「記憶域」の[ドライブ使用率の最適化]で、もう1つはpowershellで”Optimize-StoragePool -FriendlyName <FriendlyName>”を行うことである。

 powershellでは進捗具合がシークバーが出るものの分かりにくいので、使用率の%表示と進捗状況の%表示が確認しやすい「記憶域」での操作をおすすめする。いわばデータの引っ越しにより均しをすることなので、新しいディスクに7~8割溜まるまで暫く待つ必要があり、時々進捗100%でも99%まで戻ることがある。気長に待とう。

 最適化が終わり他のSSDの使用率が下がったので、改めてサイズ変更をした。

 Resize-StorageTier 記憶-SSD -Size 871012406477

 今度は成功だった。

 成功した上で改めてベンチを取ると、シーケンシャルの書き込みは400MB/sくらいでここは変化なかったが読み込みが900MB/sに戻っていた。階層記憶域が機能しているようだ。

 記憶域に新しいディスクを追加した際には、何か操作する前に使用率の最適化を終わらせておくのがよさそうだ。

 

 それにしても512GBのSSDを追加しても203GBしか増やせないし、しかも容量とは全く関係ないというのは無駄な行為なのかもしれない。