SSD(WD Blue SN5000)の換装に半日費やした
今値段と性能を天秤にかけてコスパが優秀なのは、Amazonのタイムセール中では
が3万円ちょっとで買えてとてもお得で、なんでもない時期に買うなら
が一番優秀だ。この1年の間にSSDの値段は高止まりしていて、2023年なら2万5千円くらいで買えたかもしれないが、その時期はいまいちなCrucialのSSDや、TBWが100しかないWD GREENが最安値、あとはよくわからない中華SSDという状態だったので、今のほうが品揃え的にはましになっていると考えることもできる。
で今回私は上のSN5000を買ったわけだ。
2023年と大きく違うのは、今はPCI4.0対応が当たり前だということだ。つまりアクセス速度が3.0の2倍なので、当時買ったKIOXIAと今年個人向けから撤退したSolidigmのSSD が3.0だったので倍近く速い。
で換装したらパソコンが起動しなくなった。
そもそもBIOS画面に行かないためなんで突然の死を迎えたか全くわからなかった。
ちなみに今までの構成は
Solidigm 2TB M.2・KIOXIA 2TB M.2+LEVEN 4TB M.2(PCIx1スロットに増設)
+Crucial 525GB SATA(OSドライブ)
で、これのKIOXIAのSSDをWD BLUE SN5000に変更したわけだ。
KIOXIAのを取っ払おうと思ったのは同時期に買ったのにSMARTの残り寿命がガンガン減ってSolidigmが99%なのにKIOXIAは88%まで減ったためで、普段使いで猛烈に寿命が減るのは我慢ならなかったためだ。
ただ、この構成は厄介なことになっていて、Solidigmの方には診断スタートアップで入れなくなった昔のOSが入っており、LEVENの方にはSolidigmから消してもいいようにSolidigmクローンになっている。なのでEFIパーティションつきOSドライブが3つある状態になっていた。
これがまずかった。
このパソコンの画面が真っ暗でひたすら動作だけ続いている状態で、マザーボードには「BOOT」ランプだけが点灯している状態だった。他がVGA・DRAM・CPUでそれは起動時に一瞬光るだけだった。この「BOOT」だけ光る状態というのはブート起動が続いているという意味で、読んでもどうしようもないドライブにOSが入っているとUEFIで設定されていることで、終わらないアゴニーが繰り返されていたわけだ。
これに気づくまで1時間くらいほったらかしてみたり見当違いのことをしていたわけだが、これに気づいてからも面倒だった。M.2スロットにつながっていると優先順位が上がるのか、CrucialのOSドライブが3番目にされており、LEVENが1・2番目になっていた。
これはSolidigmとKIOXIAを外してOSドライブ+LEVENにしたときに偶々UEFIが起動できたため、ブートオプションを見たらこうなっていることに気づいた。ブートドライブとして利用するものからLEVENを外し再起動、今度はOSドライブ+KIOXIAで再起動して(KIOXIAにはOSが入ってないため簡単に開けた)UEFIでブートドライブ候補からKIOXIAを外す。
と順調に他のM.2SSDをブート候補から外せていけたが、Solidigmだけは無限起動待ち編に突入してしまい失敗した。そのためSolidigmが繋がった状態ではPCIx1経由で繋いでもM.2スロットを変えてもUEFIが起動できないため、USBケースを買って中身だけ吸い取る作戦に切り替えた。
まあそういうことを5時間くらいやってやっと見慣れたOS画面に遷移できたわけだ。
ちなみにWD BLUE SN5000の性能は、

と見事に爆速で、Solidigm(4200MB/s)やKIOXIA(3500MB/s)よりはやーい!恩恵にあずかることができた。アイドル時は30℃ちょい程度だがデータ引っ越しの際は60℃くらいまで上がる。裸のままでは83℃まで上がったので冷却対策は必須。ヒートスプレッダやグラフェンシートはついてない。
片面実装だがそもそもチップがSolidigmやKIOXIAより小さく、ほんとうに4TB入るのかと不安に感じるが、こればかりはWesternDigitalを信じるしかない。
コンシューマー向けとしてはTBW1200は大きい方。シリコンパワーが2400だったりするので見劣りするが、Crucial・東芝TLETが900なことを考えればそれより多いことになる。ファームウェアは買った2025年1月では最新だったし、WesternDigitalDashboardをインストールすればアップデートは容易にできるようだ。

