2020年8月末、4月にはサポ終となった「AMD StoreMI」が復活することになった。それによって、
・インターフェースが「AMD Ryzen Master」に近くなった(AMD化?)
・最大256GBのキャッシュ利用の撤廃(ほぼSSDを全部使う)
・メインメモリ2GBのキャッシュ化無効
となったようだ。
”ようだ”というのは結局試せてないからで、現状新StoreMIともいうべきベータ版が上書きや互換がなく、導入するためには旧StoreMIをアンインストールせねばならないためだ。
↑の変更点を見る限り、SATA接続のSSDではいいとこ550MB/sというデータやりとりだがM.2のSSDなら最大3GB/sという通信速度があるので、それを使ってキャッシュ化すればわざわざメインメモリを折半しなくてもいいので楽に導入できるだろうというのがある。
もちろんメインメモリとM.2でも10倍は通信速度の差があるものの、メインメモリの上限はいいとこ128GB、SSDなら2~3TBで容量に大きな差があるし、そもそも1TBのM.2のSSDは2万円くらいで買えることから、頑張って高速化したいと思ってもそこまで高額にならない。結局「StoreMI」は”余ったSSDでHDDを高速化”がスタート地点なので、HDDを早くするために金に糸目をつけないという発想は真逆である。それならSASを導入できるPCを買うしかない。ただその中でも”今まで最大256GBしか使えてなかったので余った部分を持て余す”という問題点を撤廃できたことから、より単純に疑似SSHDを作れるようになった。むろん大元のFuzeDriveもさることながら、”1台のSSD+1台のHDD”という枠組みからは自由になれてないが。
それでこの新StoreMIを導入するにあたり、旧StoreMIはアンインストールしなければならないわけだが、これにあたりデータの引っ越しが必要不可欠になる。なぜかというと、StoreMIには”Fastドライブ(SSD)のデータをSlowドライブ(HDD)に移す ”と”VDRIVEの削除”があるが、単純にSSDとHDDを切り離す”Fastドライブ(SSD)のデータをSlowドライブ(HDD)に移す ”ではStoreMIのVDRIVEは消えずずっと残るためだ。もちろんSSDと切り離されてるので高速化されてないし、ドライブの管理などでもデータはV(仮想)DRIVEに残ったままでHDD上に存在しないことになっている。
ゆえにすべて無かったことにしたいなら、VDRIVE上のデータやパーティションはすべて別のドライブにコピーしてバックアップを取ったうえで、”VDRIVEの削除”を行うことでようやくただのSSDとHDDに戻れる。つまり”Fastドライブ(SSD)のデータをSlowドライブ(HDD)に移す ”はSSDの取り換えくらいにしか有用性はなく、その過程でSATAポートの変更があった場合データがどうなるかは全く未知数だ。とてもリスクがある。
だからと言っていいかわからないが、現状”BETA”が取れてない新StoreMIは導入リスクがあり、やりたいならデータの引っ越しとか削除がうまく行く行かないとかそもそもインストールできるのかとかを試行するために、1~2日潰す気持ちでやるしかない。
私はそれで1日不意にし、結論として、別に旧StoreMIでいいだろという気持ちに至った。
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